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木曽(源) 義高

【生年月日】 承安3年 ~ 元暦元年4月26日 物語開始時11歳

【家族】父源義仲。母中原家の長女。叔母巴、叔父今井兼平

【性格】心配性で苦労性。思いやりがありやさしい少年。


叔父である今井兼平とおばの巴に養育された。父を「変人」と思っているが敬ってもいる。

頼朝の娘大姫の婿として鎌倉御所に迎えられるが、事実上は人質だった。

鎌倉御所でこのまま時が過ぎればいいと思っていたりするが・・・。

大姫(一幡)

【生年月日】 治承2年 ~ 建久8年7月14 物語開始時6歳

【家族】鎌倉御所源頼朝と北条政子の長女。

【性格】じゃじゃ馬で気丈。一途。心を許した相手には素直で必ず助ける。

【容姿】姿は貴公子と名高い頼朝によく似ているが、所々母親政子のおもざしも見られる。

また従兄妹となる義高に懐き、幼いながらも恋を抱く。


通称『大姫』(長女という意味) 真名は一幡。

鎌倉御所の変人たちに囲まれて育ち、特に梶原景時の影響で、野や山の食糧確保を自分の

手ですることを当然と思っている。鎌倉御所の姫君とはとても思えない。父頼朝の頭痛の種。

源九郎【義経】

【生年月日】 1159(平治元) ~ 文治5年閏4月30日 物語開始時25歳

【家族】源義朝と常盤御前の子ども。兄が頼朝ら。

【性格】素直で愛嬌がとかくよい。兄頼朝大好き人間。頼朝のためなら火の中水の中。

【容姿】母常盤に似て中性めいた美男子。平時忠になぜか似ている。

武芸を極めているが、御所の「ぐーたら御曹司」と言われるように酒ばかりを飲んでいる。


父が死した時赤子であり、父のおもざしを一心に兄に求め、兄の愛情を一番に求めている。

いずれは兄の邪魔となり自らが消されることを、どこかで悟っている。

梶原景時と戯れのように仲が良い。

梶原景時(平三)

【生年月日】保延6年 ~ 正治2年1月20日 物語開始時44歳

【家族】嫡子は景季。

【性格】悪党と名高く、冷酷非情な策士。子どもにはやさしい。

【容姿】平時はのほほんとしているが、戦時となると突如豹変。

さして目立たない容姿だが、年よりもかなり上に見られる。


頼朝の懐刀と呼ばれ、悪事や策略に関してはほぼ彼の名で行われている。

義経同様平時ではまったく役に立たないらしい。そのため、少しでも役に立つためか?

御所の食糧を確保につとめ、姫を自給自足で生きていける女の子に育ててしまった。

源頼朝

【生年月日】 久安3年4月8日 ~ 建久10年1月13日 物語開始時 37歳

【家族】父義朝。母由良御前。妻北条政子。子ども大姫を筆頭に政子との間に4人。

【性格】威風堂々として緻密で隙にない人物。子煩悩。

【容姿】都育ちで都で最高級の教育を受けている。貴公子然として穏やか。

源氏の棟梁という風格と威厳を持つ頂点に立つべくして生まれた人物。


源氏の棟梁。鎌倉御所の主。

鎌倉御所に住まう変人たちに頭を痛めつつも、長年の月日で慣れてしまったらしい。

弟九郎の「兄大好き」には困っているが、仕方ないと甘やかしている。

北条政子

【生年月日】 保元2年 ~ 嘉禄元年7月11日(1225年8月16日) 物語開始時 27歳

【家族】父時政。弟義時。夫頼朝。子ども大姫を筆頭に4人。

【性格】情が深く、情が強い。度胸も度量も座った女性。女傑。子どもには弱い。

【容姿】キリリとしたきつめの美女で、子どもたちをいとおしむと同時に厳しくもある女性。

宴会が大好き。頼朝の頭痛の原因の1人でもある。


平家方の婚約者がいたが、婚儀の夜に頼朝のもとに駆け落ち。以来、時政に勘当されたが、

孫の大姫が生まれると同時に勘当をとき、頼朝に協力するようになっていく。

義経の兄大好き病と、頼朝の女性問題にかっなり頭を痛め中。

海野小太郎

【生年月日】承安2年(1172年)物語開始時12歳

【家族】父は中原氏出身の海野幸親。

【性格】忠義心厚い。

【容姿】日焼けした肌。体は少年にしては鍛えられている。

弓の名手。義高の近習兼友人。


もとは木曽の住人中原家の縁者。その縁で義仲の家来となっていく。

義高と同年齢ということで共に育ち、取り分けて仲が良い親友同士。鎌倉にも同行している。