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2013-09-29 犬養毅関連について
本日は犬養毅関連が目白押し。
まずは「八重の桜」・・・別に犬養が出てきているわけではない。西南戦争前後、犬養と言えば新聞記者でした。
佐川の記事も犬養が東京に送ったと言われています。ついでに抜刀隊についても。
なぜ八重の桜に犬養が関わるかというと、
本日、徳富蘇峰の姉として初子が出てきたからです。
何かの本で読んだ記憶があるのですが、
犬養と初子は見合いもどきをしたことがあります。弟の蘇峰の紹介でした。
この初子はハイカラ的な女性。人を介して犬養と会うのではなく自ら乗り込んでいきます。
そして初子は犬養に一夫一婦制について尋ねるのでした。
ここで犬養。どうしてか馬鹿正直なのか。女のあしらえ方をしらなかったのか。
「出世すれば女の一人や二人」
といったやら・・・・。
ここで初子は怒って家に戻り、この話はなくなりました。
ついでに徳富初子は、その後湯浅治郎と結婚。この方も犬養同様第一階衆議院選挙で当選しています。
新島襄と親しく、キリスト教の洗礼を受けた人でもありますね。
内村とも親しく、同志社理事として同志社を助ける人です。初子とは生涯仲良く八人の子どもを儲けています。
初子は犬養と結婚いていたならば、きっと揉めたでしょうね。あの犬養ですから(笑)
これで良かったのか。これも運命か。ご破算になった見合いもどきでした。
さて今度はパートナー。
ベトナムの英雄ファン・ボイ・チャウが登場。実在の人で、ベトナム解放を目指した革命家です。
ちょうど日本に来日し、犬養と知り合いになります。犬養とはかなり親交があったようです。犬養という人は外国人にも親しい人は実に多い。
木堂さん・・・は毒舌家で「話せば分かる」の方ですが、人に好かれる特性があります。
世話女房古島一雄いわく「その毒さえなければ」といったほどです。
ということでベトナム英雄との繋がりでドラマに木堂さんが登場しました(笑) ついでに大隈まで(笑) であるんであるはないのか~
このベトナムの英雄さんファン・ボイ・チャウが行き倒れになっている時に浅羽先生が助けたことにドラマではなっていますが、
実際はファンの同士の阮泰抜を助けたそうです。
資金援助も実際にあったことです。大隈や犬養は、浅羽というよりはファンが最初に頼った梁啓超が知り合いだったとのこと。
ドラマで脚色されていますが、流れ的には合っているようです。
八重の桜を見ていて、徳富家に感じたこと。
伊勢兄妹と徳富姉弟、そして金森通倫について。
伊勢兄弟は一時は伊勢を名乗っていますが、元姓は「横井」かの横井小楠の子どもだったりします。
伊勢(横井)兄時尾は、山本みねと結婚して、後に同志社の三代目総長となります。
伊勢妹みや子は熊本バンドの海老名と結婚いますね。
この伊勢兄妹は徳富姉弟や金森通倫の母方の従兄弟となります。親族つながりありすぎですね。
ついでに金森通倫役の柄本佑さんの奥さんは安藤サクラさん。安藤さんの母和津さんは犬養の孫となります。
不思議な縁です。
ついでにこの金森の曾孫が現在の自民党幹事長の石破茂さんです。今仙人と言われた金森は昭和20年まで存命しています。
横井小楠に話を戻すと、
その妻はつせ子。つせ子の姉の久子は徳富一敬の妻となり、徳富兄弟を産みます。
末の妹は楫子は、近代婦人運動の先駆けとなった矢島楫子のことだったりしますね。
さてさて熊本洋学校についても横井兄弟が絡んでいたりしますし、
八重の桜には横井についてはまったく語られませんが、いろいろと繋がり深いと思います。
最後に徳冨蘆花は山本久栄と婚約しますが、この話は破談となっています。
熊本バンドはけっこうみんな繋がりがありますね。
最後に横井家は、本姓は「平」です。
時代が坂のぼるのでどこまで本当かは分からないのですが、
かの太平記の時代。得宗として最勝寺にて自刃した人物に北条高時という男がいました。
事実上の最後の得宗です。病弱であり闘犬が大好きだったという執権ですが、
この高時には時行という息子がいます。時行は中先代の乱を起こして足利尊氏と闘っています。
まぁこの時代、昨日の敵は今日の友。
北条家を倒すために立ちあがった後醍醐天皇が、この時行と接近と足利討伐の綸旨などを与え南朝方になるといった歴史の皮肉などあり。
太平記は語りだすと頭が混乱するので置くとして、
この北条時行の子どもが横井家の先祖だったりするそうです。
横井小楠の本名は時存です。
この横井家は北条得宗家の通字の「時」を代々名乗っているとのことですね。
時政に始まり、最後の得宗の高時。その子の時行。得宗家の誇りを感じます。
なんだか犬養を思った日でした(笑)